POS分析による数字を楽しむ
数字が各店舗・スタッフの個性を引き出す
株式会社パラダイスプラン様

雪塩を製造・販売している株式会社パラダイスプランが運営する塩の専門店「塩屋(まーすやー)」。雪塩をはじめ、さまざまな塩および関連商品の販売を手がけています。店舗は沖縄本島、石垣・宮古島、東京を合わせて全10店舗。システムに関しては本部管理、商品部システムによる店舗・在庫管理、店舗での売上・仕入・在庫管理などを行なっています。国際通り店の店長、松川翼氏にお話を伺うことができました。
会社名 | 株式会社パラダイスプラン様 |
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導入先 | 塩屋 他 |
業 種 | ・雪塩の製造販売 |
導入内容 | BigBang ストリーム |
ホームページ | http://www.ma-suya.net/ |

月累計5万人のお客様を迎える国際通り店
仕事の効率化を実現、リモートサポートで心強く
塩屋国際通り店は坪数が広く、取扱商品数も多いため、月累計5万人とお客様の来店数も多いといいます。最近は、アジア圏のお客様が増えたと実感しているそうです。「外国語のできるスタッフは、各店舗2名ずつ配置。店先のみならず、電話での商品問い合わせもあり、対応してもらっています。そうした背景もあるので、免税システムは今後取り入れたいと思っています。
現在、導入しているのは、売上や仕入、在庫管理が1台でできるBigBang-POSと、高速レジシステム・ストリームです。POSは全店舗に導入されているので、在庫管理がしやすく、棚卸が楽、というのがみんなの実感。以前は仕入伝票の作成に1枚あたり約30分を要していたのですが、システム導入後は必要項目を入力するだけなのであっという間にできます」。
また、各店舗ではリモートサポートも導入されています。「うまく障害の内容を伝えられない時もリモートで不具合の原因を見つけてくれる。時間のロスもなく、非常に助かっています」。
数字やデータを肩の力を抜いて読む
数字はみんなを楽しくさせるもの!
「製塩所とお客様をつなげる場所、それが塩屋です」と松川氏。氏が大事にしていることは、接客から学ぶお客様の声だといいます。商品づくりもお客様の声が基本。それが数字とリンクすることで、よりよいものになると考えているそうです。「売上だけを求めては押し売りになってしまうので、エゴな販売方法にならないように気をつけたいと思っています。
POSレジを通して把握できる日々・週間・月間・半年・年間、さらに時間帯別の売上をチェック。売れ筋とそうでないものを把握したり、シフト調整の参考にしたりもします」。そうした数字やデータを肩の方の力を抜いて見てみるようスタッフに提案しているという松川氏。
日々積み重ねられるデータをチェックするのは難しいことだと思いますが、「数字は楽しい、と思っています。数字を見ようとすること、把握しようとする姿勢、それが仕事のスタートライン。あといくつ?あといくら?目標達成のために、どんな実行計画をする?自由にやってくれることで、楽しく、結果にも結びついていくものと思っています。売上結果はシビアな時もありますが、シビアになるのは店長である自分だけでいい。スタッフには楽しんでほしい」。
POS分析からオリジナルセット商品をつくる
各店舗のオリジナリティも打ち出せる
POS分析による数字を楽しむ松川氏。オリジナル商品の作成にも数字を活かしているそうです。「レジの操作はバーコード読み込みのほか、タッチパネル操作も可能。だからオリジナル商品をつくることができます。季節アイテムを取り入れたセット商品、人気商品を組み合わせたもの、製塩所応援を踏まえたキャンペーンなども行なっています。そうしたオリジナルセット商品は、各店舗の個性やアイデアを打ち出せるものです。レジシステムが柔軟で、使いやすくなければ仕掛けられないものです」。
事例として、ごはんをテーマにおにぎりの塩とあぶらみそをセットにしたオリジナル商品は、スタッフのアイデア。ヒット商品になったそうです。「まだあぶらみその売り上げがイマイチだった時、数字の把握から売る作戦を考える動機づけになりました。こんなアイデアを出せるのもPOSシステムがあればこそ。意味や動機、工夫を考えるようになり、スタッフが必要な提案ができるようになっています」。
数字を楽しむという感覚は奥深く、システムを上手に利用されている事例のひとつです。
